カフェ勉で30歳から経理転職

カフェ勉で資格をゲッツして未経験30歳で経理職についた話

簿記を取っても意味ない?

 

簿記について検索しますと、「簿記なんて取っても意味ない」といった意見をよく目にします。
これは本当でしょうか?


日商簿記1級を取得して経理職につき6年目の私の目線で紹介します。

 

大まかすぎるので場面を絞る

 

「簿記を取っても意味ない」という言葉は取得する方の年齢とか、社内での評価を上げるためとか、転職に利用するためとかいった、取得目的を考慮せず、様々な事情を一括りにした少々乱暴な意見かと思います。

 

答えとしては「年齢や目的による」ということになりますが、このようなことを記事として書いてもしょうがないので、ここでは「既卒、未経験で経理への転職を希望する方」に限定してお話します。

 

既卒、未経験で経理に就きたい人の場合はどうか?

 

このような状況の方にとっては日商簿記2級が「選考に至るまでのパスポート的存在」となります。


なお、よくネットで目にするように、30歳以上と年齢が高くなれば、このパスポート的存在としての活用も難しくなります。

 

経理への転職については未経験者には門戸の狭い状況が続いています。
このため、簿記2級まで自力でとることで、以下を企業側へ示す必要があります。

 

①業務を行う上での最低限の知識を習得していること

 

私の勤務先で経理職の社員を募集した際、3級は100%、簿記2級は応募者の半数程度が持っていました


この時点で簿記3級までしか持っていない未経験者はふるいにかけられてしまいます。

 

②勉強するやる気と根気があること

 

未経験者でも採用する準備がある企業としては、簿記2級の知識がなかろうと、1から教えて受け入れていくだけの時間の余裕はある場合が多いと思われます。

ただし、簿記も取らずに就職活動に臨む応募者というのは「自ら勉強する意欲がなさそう」と仕事に対する姿勢を悪い方へ推察されてしまいます

 

まとめ

 

このように、未経験で正社員として経理職への従事を希望する場合、3級までの取得で臨むとなると苦戦します。
最低でも「パスポート代わりとして」簿記2級は取って臨みましょう