紹介予定派遣制度の利用はあり?なし?
前回の記事にて、新卒時「紹介予定派遣」を利用したことを記しました。
「紹介予定派遣」を実際に利用した私の意見としては、紹介予定派遣は「なし」です。
未経験職種での就職にて、希望する職種にて正社員としての就職先が見つからない等の理由から、紹介予定派遣制度の利用を検討されている方もいらっしゃることと思います。
自身の経験より紹介予定派遣制度についてお話しします。
メリットについて
①就職先で評価されれば正社員として就業できる
②就職先に選抜されるだけでなく、自身も派遣期間に就職先を評価できる
③正社員としての就職よりも容易に就業できる
次いでデメリットについて
デメリットについて
①正社員の人参をぶら下げられるも正社員になれると確約されているわけでない
②派遣期間中は派遣社員なので正社員より給与は低く、派遣先の福利厚生もつかない
メリットの1ですが、デメリットの1と対極的になっています。
正社員化の有無、可能性は派遣先企業により大きく異なります。
派遣先によっては「優秀な人材なら正社員化しよう」とか、「1年間働けばある程度は仕事を覚えるから、働きぶりが良ければ正社員化しよう」等と思っている善良な企業もあります。
一方で「安く使い倒して人件費を浮かしてやろう」というところもあり、私が派遣された企業はまさに後者でした。
私は自分自身と、その他周囲の数名の顛末しか知らないので、こういった企業ばっかりだよ、等と断定的なことは言えませんが、私自身と私の周囲の数名は皆このようなパターンでした。
紹介予定派遣で勤務した後は双方合意のうえで正社員として就業することになると派遣元より告げられていたのですが、結局契約社員として直雇用されることとなってしまいました。
ちなみに契約社員にされたのは私が無能だからそうなったというわけでなく(有能でもありませんが。。)
私の派遣先へ派遣された他の紹介予定派遣社員も皆、契約社員として直雇用されることになっていました。
1年勤めた挙げ句、その後契約社員にされてしまうのであれば、正社員を希望して本制度を利用した場合、まるまる1年間無駄になったと同じです。
これだけは確認すること
紹介予定派遣制度を利用して、ゆくゆく正社員化を狙っている方は派遣会社へ「正社員として雇用される可能性」について絶対に確認しましょう。
これを曖昧に「過去正社員になった方も結構いますよ」等と濁されたら、必ず数値で何%くらい正社員になれるかの開示を求め、それを開示しないようなら、殆ど望みはないと判断した方が賢明です。
過去紹介予定派遣制度を利用したことのない企業へ紹介された場合、完全に博打となりますのでくれぐれも注意してください。
まとめ
正社員として就業を希望するのであれば、できればはじめから正社員として雇用しれくれる先を探しましょう。
大事なことなので、最後にもう一度言いますが、紹介予定派遣制度を利用して、ゆくゆく正社員化を狙っている方は「正社員として雇用される可能性(具体的な数値)」について絶対に確認しましょう。
転職市場での1年間のロスは大きいです。
くれぐれも慎重に